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銀行業務検定とは、簡単にいうと「金融業界に関する基本的な知識を評価する試験」です。金融業界に就職した新社会人が日常業務で必要な知識を身につけることができるため、多くの企業で取得必須資格&昇格要件となっています。1968年から開始されており、累計の受験申込者数が1,000万人を超える歴史ある試験です。銀行業務検定協会HPでは以下のように掲載されています。気になる方はご参照ください。
現在、以下のような23系統36種目の試験が実施されております。
青字になっている資格名をクリックすると、各資格の紹介ページに移動します。
その中でも「財務4級」は財務の分野(具体的な内容は試験内容、試験範囲に書いてあります)に特化した試験です。主に金融機関の初級行職員の方々を対象として、取引先企業の財務諸表を理解するために必要とされる、もっとも基礎的な財務諸表・財務分析の知識について習得程度を測定します(参考:経済法令研究会 HP)。財務3級と異なり、比較的難易度の低い試験であり、これから財務3級等の上位資格を受験する人の登竜門となるような試験です。
ここ数年の合格率は以下の通りです。実施回によってばらつきはあるものの、おおよそ50~60%程度が合格しています。
試験実施日 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
2023年6月 | 53.40% | 1,352人 | 722人 |
2022年6月 | 59.83% | 1,673人 | 1,001人 |
2021年6月 | 62.34% | 2,159人 | 1,346人 |
2020年10月 | 56.63% | 1,319人 | 747人 |
2019年6月 | 57.46% | 2,468人 | 1,418人 |
財務4級は比較的難易度が低く、財務に関する知識が無い人でも10時間程度の勉強で合格することができます。
通常 | CBT方式 | |
受験料 | 4,950 円(税込) | 4,950 円(税込) |
持込品 | 受験票、筆記用具(HB程度の鉛筆またはシャープペンシル、消しゴムのみ) 電卓(1台のみ、ただし金融計算、関数、メモ機能付きは不可) | 受験票 |
出題形式 | 三答択一マークシート式 50問 (各2点) | CBT三答択一式 |
科目構成 出題数 | 財務諸表 40問 財務分析 10問 | 財務諸表 40問 財務分析 10問 |
合格基準 | 100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定される) | 100点満点中60点以上 |
試験時間 | 180分 試験開始後60分間,終了前10分間は退席禁止 | 180分 |
通常の受験方法では、年1回(毎年6月)試験が行われます。次回以降の試験で日程が確定しているものは以下となります。
実施日 | 開始時刻〜終了時刻 |
– | – |
※ちなみに、銀行業務検定の中で、CBT方式に対応しているものは以下の試験です。財務2級などはCBT方式に対応していないため注意してください。
・財務3級
・財務4級
・法務3級
・法務4級
・税務3級
・税務4級
・年金アドバイザー3級
・年金アドバイザー4級
・相続アドバイザー3級
・信託実務3級
・事業性評価3級
・事業承継アドバイザー3級
・DXサポート
①授業動画を視聴する
こちらのリンク先にある授業を視聴します。各授業は出題頻度別にレベル分けしてあります。
☆☆☆☆☆:ほぼ毎回出題
☆☆☆☆:出題確率約80%
☆☆☆:出題確率約60%
☆☆:出題確率約40%
☆:出題されてはいるけども…
②演習問題を解く
タクスの無料演習問題を解きます(財務4級の問題集は現在作成中です。もう少々お待ちください)。
また、YouTube Shortsでも毎日問題を投稿しています!(YouTube shortsの問題は、理論問題のみです。通勤時間等のスキマ時間で活用してください)
③問題集・過去問を解く
「演習問題だけでは問題数が少なくてちょっと不安…」「合格可能性をもっと上げたい!」という方は市販のテキスト・問題集を見ておくといいでしょう。おススメのテキスト・問題集は下記「おすすめ教材」で紹介しています。
・問題解説集
過去の試験問題について簡潔に解答と解説が記載されています。解説内容が少し分かりにくいので、タクスの授業動画と併用する使い方がおススメです。
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