タクス 銀行員の学校 
あかね
はると先生、おはようございます…。
はると
あかねさん、その膝のケガどうしたんですか！？
あかね
通勤途中に転んでしまって…。
はると
それなら、療養（補償）給付が使えますよ！
あかね
療養給付…？
療養（補償）給付とは
療養（補償）給付とは、労働者が業務上や通勤途中に病気やケガをした際、何かしらの医療機関にかかった場合に支給される給付金のことです。療養（補償）給付は、労働者が所属する労働保険から支給されます。
労働者は、そのケガや病気が治るまで、自己負担なしで治療が受けられます。
はると
労災（業務中・通勤途中に起きたアクシデント）の場合は、健保ではなく労災保険の対象になります。
医療機関で健康保険を使ってしまった時の対応は、こちらの記事に書いてあります。
対象者の条件
療養（補償）給付の対象者は、以下の条件を満たす必要があります：
- 労働者であること
- 労働者の所属する労働保険に加入していること
- 労災による病気やケガで、医療機関にかかったこと
はると
対象となるのは「労働者」なので、正社員はもちろん、契約社員やアルバイトでも給付の対象となります
はると
また、従業員が1人でもいる事業所は必ず「労災保険」に加入しなければなりません。
（保険料は全額事業所が負担します。）
あかね
じゃあ、実質、勤務中や通勤途中で病気やケガになったら、誰でも給付を受けられるんですね！
はると
そう！
支援金額の詳細
療養（補償）給付では、実際にかかった治療費が全額支給されます。
はると
具体的には、
・初診料
・診察料
・入院費
・手術費
・装具、器具購入費
・リハビリ費
・薬代
・通院費（原則として片道2km以上の通院の場合に限る）
・移送費
などが給付の対象となります。
あかね
なるほど～
はると
イメージが掴めたら、次は実際に療養（補償）給付の申請をしてみましょう！
実践編へ続く…
